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大会長挨拶

第2回日本物理療法研究会学術大会

学術大会長 森下 勝行

 この度、一般社団法人日本理学療法学会連合日本物理療法研究会の第2回日本物理療法研究会学術大会を2022年2月19日(土)に開催させていただくことになりました。本学術大会は、前身の日本理学療法士学会物理療法部門から日本物理療法研究会になり最初の記念大会でもあり、本大会を開催できる名誉をいただけたことに心から感謝申し上げます。

 さて、リハビリテーション医療における技術は日々進歩を積み重ねており、これは物理療法においても例外ではありません。物理療法の対象疾患や評価手法、治療戦略は常にアップデートされており、世界的にも多くの研究報告がなされています。物理療法の定義や各種疾患別診療ガイドラインも世界的に変遷している一方で、基礎的研究と臨床的研究における横断的観点での検証が不足している点も指摘されています。特に本邦においては基礎分野と臨床分野の最新知見を踏まえた新たなエビデンス構築に向けた研究推進は急務であります。

 本学術大会では、「物理療法の革新− Innovation of biophysical agents in physical therapy −」をテーマとして掲げ、物理療法を基礎と臨床の両側面から捉え、新たな革新を目指す礎となる大会とすべく最新知見や治療戦略、新たな領域の適応(評価・治療)についての講演を行います。また演題発表を通じて物理療法分野における現状の研究課題を明らかにし、今後の研究を推進する材料にしていきたいと考えております。学術大会全般を通じて、基礎分野と臨床分野それぞれの特性を融合し新機軸となるエビデンスを構築することを目的といたします。

 尚、COVID-19感染対策の観点より本大会はWeb形式での開催といたします。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げ、本学術大会を機会とした素晴らしい出会いがあることを祈念しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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